ネットショップでは、基本的に商品の在庫置き場の保管場所と梱包作業などを行うスペースを確保しておく必要があります。
どちらとも同スペースがベストではありますが、別々でも構いません。
企業などでは比較的スペースを確保しやすいですが、個人でのネットショップを運営する場合、確保するのが難しかったりします。
おすすめは作業用の部屋を事業用として借りることですが、費用がかかるため初めは自宅の部屋の一角だったり、使っていない部屋、物置部屋などを活用する方法もあります。
保管場所、作業スペースでの注意点
あなたに合った保管場所、作業スペース作りができれば何の問題もありませんが、いくつか注意すべきこともあります。
主に下記の点です。
- 衛生的に良好であること
- タバコ
- ペット
まず、当たり前のことですが出来るだけ綺麗な場所に保管する必要があります。
梱包作業時にホコリや髪などが入ってしまう恐れがあるからです。
そうならない為にも掃除をして綺麗な状態にしておきましょう。
タバコのニオイはNGです
こちらはタバコを吸われている方、あるいは近くに吸う人がいる場合が対象となります。
保管部屋ではタバコは吸わないほうが良いでしょう。
できれば近くでもNGです。
タバコを吸わない人はタバコの臭いに敏感です。
タバコ臭いから返品、交換してくれ、という話もネットショップ業界では耳にします。
必ず保管部屋に影響がないところまで離れタバコは吸うようにしましょう。
動物のニオイや毛など
こちらはペットなどを飼われている人が対象となります。
ネットショップのオーナーさんの中には動物愛好家も少なくありませんから、犬や猫などを飼っている方も多く存在します。
こちらもタバコ同様に臭いと、プラス毛などが商品等に入ったりついたりして衛生上よくありませんから、動物を飼っている人は気にかけておきましょう。
外注で効率化を図る
ネットショップが軌道に乗り始めると、思っていた以上に商品の在庫管理や発送などに時間がかかってきます。
嬉しいことなのですが、その結果、ちょっとしたミスがクレームに繋がりお客さんとの関係性が崩れてしまう可能性もあります。
かなりの負担になる場合、費用面で余裕があれば発送等の一連の作業を外部の会社へ委託する手もあります。
外注化、アウトソーシングなどといったりもしますが、使い方次第ではかなり負担を減らすことができます。
基本的に発送代行業者などは、月額の固定費に加え、商品の保管、発送代などの費用がかかってきます。
こうした会社は宅配業者とも提携しているため、発送費用も大幅に抑えることが可能です。
お客様の注文後の対応に追われ、運営が滞りがちになってしまったら外注化を検討するのもひとつの方法です。
また、個人で運営していて資金に余裕がない場合は外注化は難しいかもしれませんが、在庫面だけならキュラーズなどを利用するのもひとつの方法です。
商品保管サービス
一定期間ですが有料で商品などを保管してくれるトランクルームのサービス「キュラーズ」があります。
トランクルームと言っても、いわゆる倉庫のような外にむき出しになっているものではなく、スタッフの方も常駐している清潔感のある場所です。
24時間荷物の出し入れが出来たり、湿度管理もしっかりされているので、大切な商品も安心して預けることができます。
運ぶ手段が無い!という方でも、エリアによっては無料シャトルバスも利用することができます。
店舗見学で収納サイズも実際に確認することができるので、気になった方はチェックして下さい。
運営スタッフやデザイン制作も外注化できる
発送業務以外にも商品の検品や出荷作業を外注する方法もあります。
スタッフを一人雇うより外注としてお願いしたほうがコスト削減にも繋がります。
スタッフ募集をする場合は、SNSなどを利用して告知するのも良いでしょう。
お店のファンの人が喜んで手伝ってくれるケースもあります。
また、ネットショップのデザイン(ロゴ作成やリニューアルなど)等も専門の会社(大手など)に依頼するより、個人で活動しているWEBデザイナーだったりフリーランスの方にお願いすることで、コスト削減に繋がります。
制作会社を選ぶ際は、要望をしっかり聞いてくれるところ、実績やお客様の声などが掲載されているところ、ネットショップに特化した制作を行っている会社など、総合的にチェックして検討すると良いでしょう。