「ネットショップを運営していると、やることが沢山あって上手くこなしていけない。」
そんな頑張っているオーナーさんに教えてあげたい、効率よくネットショップを運営していくために重要な、スケジュールを決める際のコツや注意点についてお話します。
また、ネットショップにおける定休日の意味についても、詳しくご説明しています。
ルーティーン化する仕事内容を決める
まずは、毎日のおおまかな仕事内容を書き出し、整理することで、ルーティーン化してしまうことが大切です。
日々そのルーティンに則り、ひとつずつの作業をこなしていくことで、やるべきことが明確になり迷うことなく行動に移すことができます。
また、自分だけでなく他の従業員に作業をお願いするときの目安にもなり、効率化を図れます。
さっそくいつも行っている作業を思い出しながら、必要な仕事を挙げてみましょう。
(例)
- 清掃
- 受注メール確認
- 梱包作業
- 商品の検品
- 宅配業者の集荷(時間も確認しておく)
など
これ以上にも沢山やることはあると思うので大変だと思いますが、ここで把握しておくと、この後の作業が楽になります。
次に、スケジュールを決める際のポイントについて確認していきましょう。
スケジュール決めのポイントは宅配業者の集荷時間
スケジュールを決める際に、注意しておきたいのが宅配業者の集荷時間です。
宅配業者と契約をするときに、基本的に「毎日◯時に集荷」という、取り決めが交わされます。
こちらの時間を起点とし、逆算することでスケジュールを立てることができます。
※ネットショップが繁盛してきたら、1日に数回の集荷時間を設けることにもなるので、それに併せてスケジュールを組み直すことが必要です。
ご注文を頂いたお客様を第一に
ここまでで、スケジュールを立てるポイントは確認できました。
忘れてはいけないのが、ご注文を頂いているお客様を最優先に考え、可能な限り迅速に対応するということです。
そのため、「お客様のご注文から発送までの流れ」を邪魔することなく商品写真撮影やショップの更新作業を行う必要があります。
実際にネットショップ運営のスケジュールを立ててみよう!
では実際にスケジュールを立ててみましょう。
今回は、宅配会社の集荷時間が16時である場合を想定します。
09:30 作業場所の清掃
10:00 注文を確認→納品書を印刷
10:30 在庫確認をして、検品
11:30 梱包作業
12:30 お昼休み
13:30 商品写真撮影やその他の業務
15:00 当日受注分の注文受付処理
16:00 宅配業者に集荷してもらう
16:30 お客様へ発送メールを送信
17:00 今日の仕事の確認と明日のスケジュール確認
上記はほんの一例ですので、受注量などによって重点を置く作業は変わってくるかと思います。
ただ、このようにおおまかな流れを決めることにより、時間をある程度意識した取り組み方ができるのではないかと思います。
ネットショップにおける定休日の意味とは?
ネットショップも、以前は年中無休で運営されているショップさんも多く見られましたが、今は実店舗のように定休日を定めているショップが増えています。
定休日とはいっても、お客様対応や発送業務がないだけで受注は年中無休で受けることができます。
これは、実店舗と比べたときのネットショップの大きな強みとも言えます。
定休日という、決まった休みを設けることで忙しい平日はなかなか手の付けられなかった、ショップやブログ・SNSの更新、ショップの運営についての考えをまとめるなどゆっくりと考えたい時間に使うことができます。
ブログやSNSに関しては、1週間分の内容をストックしておくことで、平日でもサクッと更新し、お客様にアピールすることができるので、おすすめです。
この考える時間が今後の集客や、リピーターを呼ぶきっかけにつながるかもしれません。
もちろん、運営者さま自身の身体と心の健康のためにも、定休日を設けることは良いリフレッシュになるのではないかと思いますので、 自分のショップ運営に合った、定休日を設定しましょう。
定休日についての注意点
定休日を自分だけで把握していても仕方がありません。
特に定休日の表記もなく、訪れてくれたお客様のお問い合わせに返事がない場合、不信感を買う原因にもなります。
例えば、以下のような形でお客様に告知しておくと良いでしょう。
- ショップのトップページに営業日カレンダーを設置
- GWや年末年始の長期休暇に関しては、お知らせエリアでも掲載
- 長期休暇については、ブログやSNSでもお知らせ
- すでにご注文を頂いているお客様には、具体的な発送日を個別でお知らせする
など
お客様に不信感を与えることがないよう、誠実な対応をすることが一番大切です。
まとめ
ネットショップで営業時間や定休日を決めることは、ある意味ショップ自身の基礎となる決まりごとです。
ネットショップの運営形態や、本業にしているか副業なのか、個人なのか企業なのか状況によって様々だと思いますが、その中でも、お客様を第一に考え効率よく運営していきましょう。