すでに持っているホームページを活かして商品を販売したい、ショッピングカート(買い物かご)の機能を付けたいなど、今あるホームページを上手く活用するにはどうしたら良いの?
そんな疑問にお答えすべく今回は初心者の人向けに、おすすめの方法をご紹介します。
まずは、既存のホームページを活かすことで、どんなメリットがあるのか。
また、カート機能を取り入れる前に確認しておきたい点について、お話していきます。
ホームページにカートをつけるメリット
ホームページにカートをつけるメリットは、主に以下のようなことが挙げられます。
- 費用を抑えることができる
- 既存のホームページ(サイト)を活かせる
- 自社ホームページから商品を購入してもらえる
一番のメリットは、費用を抑えることができる面ではないでしょうか。
自社ホームページ自体にカート機能を実装する場合、一般的にホームページそのもののリニューアルや構築費用などが発生します。
今あるホームページにそれほど手を加えず、カート機能を設置できるなら、それに越したことはありません。
その方法については、後半でご紹介していますので、引き続き読み進めてみてください。
どんな形で商品を売りたいか
「ホームページからどんな形で商品を売りたいか」「どんな流れで商品を売るのが適しているのか」「商品を販売した後のフォローはどうするか」など、方向性によって方法が変わってくると思います。
例えば、ホームページにある程度のアクセスがあり、販売する商品もある程度存在し、すでに商品に関する説明ページなどが設けられている場合(あるいは今後設ける場合)は、カート機能を設置することでスムーズに取引ができるかもしれません。
一方で、アクセスも数える程度で、商品が一点のみ、決済方法は銀行振込のみ、などの場合はカート機能を十分に発揮できないかもしれませんので、お問い合わせフォームなどを設けてメールや電話で取引する方法も考えられます。
既存のホームページを確認する
ホームページがどのような形で作成されているかによっても方法は変わってきます。
例えば、WordPressでホームページを作成している場合、カート機能などが付けれるプラグイン等も存在します。
あるいは「ECに特化したワードプレステーマ(テンプレート)」を使用することで、簡単に自社ホームページをネットショップにすることが可能です。
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また、何らかの外部サービス(ツール)で、ホームページを作成している場合、関連サービスのひとつにカート機能などが備わっているケースもあります。
基本的に上記以外の方法でホームページを作成している場合は、以降でご紹介する「カート機能」を取り入れる方法がよろしいかと思います。
簡単にカート機能を付ける方法
今あるホームページに簡単にカート機能をつけるなら、以下のようなサービスがおすすめです。
どこでもカラーミー/カラーミーショップ
カラーミーショップは、「どこでもカラーミー」という機能があり、ホームページやブログなどにカートを設置することができます。
また、ホームページとは別にネットショップ自体を運営することも可能です。
料金面では、月額0円からのフリープランもあり、これからネットショップを始められる個人事業主の方でも取り入れやすいサービスとなっています。
カゴだけMakeShop/MakeShop
MakeShop(メイクショップ)は、機能性の高いネットショップを作成できるサービスのひとつです。
プランによっては、「カゴだけMakeShop」という機能があり、自社サイトなどにカートボタンを設置することができます。
3ステップカート/e-shopsカートS
WordPressやホームページビルダーで制作した外部のサイトを活かし、ネットショップを構築できるサービスです。
カートに商品を入れてからのステップは少ないほどCVR(コンバージョン率)が上がると言われていますが、e-shopsカートSではそのあたりの施策もおこなわれています。
リピート販売向けのカラーミーリピート
カラーミーリピートとは、リピート販売(定期購入等)向けのカート機能です。
一般的なカートだと、システムの関係でリピート販売がしづらいことがありますが、カラーミーリピートを活用することでリピート販売がスムーズになります。
もちろん、現在お持ちのホームページやブログにカート機能を使用することができます。
上記でご紹介したサービスは「すべて無料でお試しすることができる」ので、気になったものがあれば気軽に試して使いやすさや自身でやりたいことが実現できるカートなのか、などを比較することをおすすめします。
カート機能をおすすめする理由
結論から言うと「ユーザー(お客様)に安心して購入してもらう」ためです。
例えば、カートを設置するためのプログラムやソフトなどを個人で準備することもできますが、時間の経過とともに仕様等が古くなりセキュリティ面などがに不安が生じます。
ネットショップでは最終的にカートに商品を入れてもらい、購入の手続きに進みますから、その際のセキュリティや利便性がしっかりしていないと、ユーザーに利用してもらうことは困難です。
上記でご紹介したサービスは、基本的に月額費用を支払うことで「カート機能を利用する」いわばサブスクリプションなため、その期間は常に最新でセキュリティの高いものをサービスもとが提供してくれるので、安心して運営することができます。
カート機能を使用する場合の簡単な流れ
例えば「カラーミーショップのどこでもカラーミー」を使用する場合、カラーミーショップと契約後、以下のような流れでホームページにカートを設置することができます。
- 商品を販売するために必要なもろもろの情報を設定
- 商品登録を行う
- ホームページにカートを設置するための、コードを取得
- 取得したコードをホームページの任意の場所に貼り付け
- ホームページを更新して完了
ざっくりとですが、このような流れになります。
マニュアル等が用意されているので、そちらを見ながらおこなえば問題ないかと思いますが、それでも不明な場合は、サポートもあるのでサービスもとに問い合わせしましょう。
上記は、「カラーミーショップ」の一例でしたが、基本的にサービスもとで必要となる情報を設定した上で、カート機能を活用することになると思うので、その点は覚えておいてください。
カート機能を使用する際の注意点
本記事でお伝えしているカート機能とは、ホームページなどにカート(買い物かご)をつけられるものを表していますが、サービス元によっては仕様上の関係で、カートがつけられない外部サイト(ブログ等)もあります。
そのため、使用する際は必ず「ご自身のホームページやブログにカートをつけることは可能か」をサービスもとに確認しておきましょう。
ホームページで商品を販売する時のポイント
ホームページで商品を売るには、しっかりとした導線をわかりやすく案内していることがポイントです。
ネットショップと違い、ホームページでは商品情報以外のページやコンテンツが設けられていることもあります。
そのため、どうしても商品を購入できるカートまでたどり着けないケースも少なくありません。
また、ただカートを設置すれば売れるというわけではありません。
自身のホームページで購入してもらえるような仕組みや特徴を作成したりと、必要に応じて商品ページを作成する必要があります。
まとめ
今回は「ホームページにカート(買い物かご)をつける方法と注意したいこと」というテーマでお話いたしました。
既存のホームページでサービスや商品を売るには、カート機能はもちろんのこと、ホームページにどれくらいユーザーが訪れているのか、アクセス数もとても重要です。
アクセス数が少ない場合は、カート機能を設置しても商品が売れる確率は少ないと言えます。
集客力(アクセス)を考慮するなら、「楽天市場」などのショッピングモールに出店したほうが、コストはかかりますが売上は出しやすいでしょう。
PDCAサイクルを回し転換率を上げる方法もありますが、評価等をするにもやはりある程度のアクセス数が必要となります。