ネットショップ決済方法の種類・導入すべき支払い方法について

通販サイト 決済方法 選び方
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ネットショップ(通販サイト)を利用するユーザーが沢山いる中、様々な種類の決済方法(支払い)が増えてきました。
決済方法の有無によっては、「ユーザー(購入者)が離脱し、購入を辞めてしまう」という調査データもあります。(後述で紹介)

せっかく訪れてくれたユーザーに離脱されないためにも、本記事では「決済方法の種類」と「押さえておくべき決済方法」のご紹介をしています。

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希望する決済方法がないと、ショップから離脱してしまう

株式会社Paidyの調査レポートによると、希望する決済方法がなかった場合、以下のような割合で「70%超える人が購入せず離脱」されてしまっています。

70%超える人が購入せず離脱

  • 他のサイトで購入する(55.4%)
  • オンラインショッピングでの購入自体をやめる(16.3%)

 

出典:オンラインショッピングの決済に関する調査レポート

70%超えは大きいですね。
また、27.5%の人は「希望と異なる決済方法で購入する」ということで、ある意味、妥協して購入しているということにもなり、商品購入までの満足度が低くなってしまう恐れもあります。
このことから、お客様のニーズに合った決済方法を準備しておくことは重要なことがわかります。

以降では、実際にどのような種類の決済方法があるのか見ていきます。

決済方法にはどんな種類があるの?/ネットショップ支払い方法

決済方法(支払い方法)には、様々な種類のものがありますが、主な決済方法は以下の通りです。

  • クレジットカード
  • 銀行振込
  • 代金引換
  • コンビニ決済
  • 後払い決済
  • キャリア決済
  • スマホ決済サービス

 

それぞれ特徴を見ていきたいと思います。

クレジットカード

クレジットカードは、もっとも人気でスムーズな決済方法です。
カードに記載されたカード番号を入力し、承認されれば決済完了となる支払い方法です。

メリット

  • 現金を持っていなくても購入できる(購入者側)
  • クレジットカードのポイントがつく(購入者側)
  • 決済がスムーズなため、早い段階で発送対応が行える(お店側)

 

デメリット

  • クレジットカードを持っていない人がいる(購入者側)
  • カード番号など流出等、セキュリティ面の不安(購入者側)
  • 導入する際の審査や手続きに時間がかかる(お店側)
  • クレジットカードの手数料がかかる(お店側)

 

代金引換

代金引換は、ヤマト運輸や日本郵便、佐川急便などの配送業者が商品を届けてくれた際に、商品と引き換えに代金を支払う方法です。
昔からある支払い方法のひとつで、今も購入者からのニーズがあります。

代金引換を導入する場合、契約が必要な配送業者などもあるため、事前に確認しておきましょう。

メリット

  • 商品と引き換えに支払いができるため安心(購入者側)
  • 早い段階で発送対応が行える(お店側)

 

デメリット

  • 現金を用意しておく必要がある(購入者側)
  • 不在の場合は受け取れない(購入者側)
  • 受取拒否などの場合、商品の返送時に費用がかかる場合がある(お店側)

 

銀行振込

お店側が指定した銀行口座に、購入者が商品代金を振り込む決済方法です。
昔からある支払い方法で、年配の方にも馴染みがあり、わかりやすいため導入しておきたい決済方法のひとつといえます。

また、一般的に銀行振込の手数料は、購入者側に負担いただくため、お店側からすると手数料等がかからないのが大きなメリットです。

メリット

  • 昔からある決済方法なので馴染みがある(購入者側)
  • 振り込み先の銀行が同じなら手数料がかからない(購入者側)
  • 振込手数料がかからない(お店側)

 

デメリット

  • ネットバンキングに対応していない場合、金融機関やATMに行く手間がかかる(購入者側)
  • 入金の確認に手間がかかる(お店側)

 

コンビニ決済

商品購入後に、お客様宛にメールで決済の受付番号が送られます。
コンビニにある専用端末(ファミポートやロッピー等)に、その番号を入力すると払込票が発行されるので、レジに向かい支払いをする流れが一般的です。

24時間営業しているコンビニが近くあれば、いつでも支払いできることが、購入者側のメリットといえます。

またお店側は、購入者の支払いを確認後に商品を発送するため、しっかりと代金を回収できるというメリットがあります。

メリット

  • クレジットカードや銀行口座を持っていない人でも利用できる(購入者側)
  • コンビニの営業時間内なら好きな時間帯に支払える(購入者側)
  • 幅広い客層を取り込める(お店側)
  • 決済完了時にお知らせメールが届くため、入金確認の手間が少ない(お店側)

 

デメリット

  • コンビニが近くにない場合は困る(購入者側)
  • 支払うコンビニによって、専用端末の操作が必要(購入者側)

 

後払い決済

お店側は商品を先に発送し、購入者は商品を確認後に支払いを行う決済方法です。
代金の回収は、基本的に決済代行会社がおこなってくれます。

購入者からすると、先に商品を受け取れることが大きなメリットになります。
一方で、お店側のメリットとしては、お客様が商品を購入するまでのハードルを下げられるという点が挙げられます。

ただ、購入者によっては、代金の支払いを忘れてしまう等の可能性もあるため、注意が必要です。

メリット

  • 商品を実際に確認できる(購入者側)
  • 購入後、支払いまで一定の期間が設けられている(購入者側)
  • 不安なお客様の信頼を得ることができる(お店側)

 

デメリット

  • 支払いを忘れてしまうリスクがある(購入者側)
  • 商品代金を回収できないケースもあるため注意が必要(お店側)

 

キャリア決済

代金の支払いを、ドコモ、AU、ソフトバンクなどの携帯電話料金と一緒に支払うことのできる決済方法です。

クレジットカードなどを持っていない若年層に支持されやすい決済方法なので、取り扱う商材、または幅広い世代をターゲットとしているお店は、前向きに導入すべき決済方法といえます。

メリット

  • 携帯電話(スマホ)で簡単に決済ができる(購入者側)
  • 若年層を取り込むことができる(お店側)

 

デメリット

  • 決済上限額が決められている(購入者側)
  • キャリアごとに仕様が異なるため管理が煩雑になる可能性がある(お店側)
  • 手数料が他の決済方法より高め(お店側)

 

どの決済方法を選んだらよいの?

決済方法の種類や特徴をご紹介してきましたが、沢山ある中でどれを選んだら良いか迷いますよね。
購入者さまのニーズに合わせるためには、可能な限り多くの決済方法(支払い方法)を準備しておくことが理想的ですが、難しい場合は以下をご参考にしてください。

以下は、決済代行のSBペイメントサービスでおこなわれた「通販サイトのアンケート結果」です。

Q.洋服、靴などの身に付けるアクセサリー、化粧品、本、食料品、医薬品などを販売している通販サイトで最もご利用になる支払方法はなんですか?(単一選択)

通販サイトのアンケート結果

出典:決済代行のSBペイメントサービス

上図からわかるように、よく使われている決済方法「上位」は、

  1. クレジットカード決済(79.1%)
  2. コンビニ決済(6.6%)
  3. キャリア決済(2.9%)
  4. 代金引換(2.8%)

となっています。
クレジットカード決済は約8割を占めていますね。
キャリア決済と代金引換は、ほぼ同率といったところでしょうか。

 

また、消費者庁の調査報告(オンライン決済、スマホ決済の動向整理)によると、パソコン・スマートフォンともに「約6割ほどの人がクレジットカードを使用」し、次に多いのは「コンビニでの支払い」というデータが出ています。

出典:オンライン決済、スマホ決済の動向整理 – 消費者庁

 

さらに、総務省がおこなわれた「通信利用動向調査報告書」によると、

  1. クレジットカード決済(66.1%)
  2. コンビニ決済(30.9%)
  3. 代金引換(26.9%)

となっています。

出典:インターネットで購入・取引する場合の決済方法

押さえておきたい決済方法はコレ

上記のことからわかるように、ネットショップの決済方法を導入する上で、押さえておきたい決済方法は、

  • クレジットカード決済
  • コンビニ決済
  • 代金引換
  • キャリア決済

これらは可能な限り導入しておくことをおすすめします。

まとめ

ネットショップを開店または運営していく中で、気になる決済方法についてお話しました。
冒頭でお話した通り「希望する決済方法」が無いと、70%超える人が購入せず離脱してしまう可能性があります。

そのため、今回お話した内容を踏まえ、購入者側のニーズをしっかり押さえた上で、決済方法を導入するのが理想的です。

また、若者向けの商品を販売している、高齢者向けに商材を揃えているなど、ネットショップ(ECサイト)によっては、ターゲット層があると思われます。
その場合は、お店に訪れたユーザーを離脱させないためにも、しっかりとターゲット層に合った決済方法を導入しましょう。

本記事でご紹介した内容が一助となれば幸いです。

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