ネットショップの配送方法を選ぶ時のポイント・実体験あり

ネットショップの配送方法を選ぶ時のポイント・実体験あり
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初めてネットショップを開業する場合、作る方法に目がいきがちになりますが、開店後の商品配送(発送)も大切な要素です。
適切な配送方法を決める必要がありますが、選ぶ際の主な指標は「商品のサイズ」と「配送業者」がポイントとなります。
本記事では、ネットショップ初心者の方向けに、実体験も踏まえながら配送方法を選ぶ際のポイントをお話します。

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配送方法の種類と特徴について

まず初めに、配送方法の種類は大きくわけて二通りあります。

  • メール便
  • 宅配便

 

それぞれの特徴を見ていきたいと思います。

メール便の特徴

メール便は、コンパクトで軽い商品を配送することができます。
メール便を使う上での、メリットとデメリットは以下の通りです。

メリット

  • 配送料金が安い
  • 全国一律の料金で配送ができる
  • ポスト投函なので、不在でも受け取り可能

 

デメリット

  • 時間指定ができない
  • 到着するまで日数を要する(3日以上)
  • 追跡サービスが不明確またはできない
  • 代金引換ができない
  • 補償等はほぼ無い

 

続いて、宅配便の特徴について見ていきます。

宅配便の特徴

宅配便とは、メール便では送れないような比較的大きな商品を配送する方法です。

メリット

  • 到着までが早い
  • 時間指定ができる
  • 追跡が正確にできる
  • 代金引換ができる
  • 対面による手渡しになるため、メール便より正確に商品を届けることができる
  • 補償等をつけられる

 

デメリット

  • メール便と比べて配送料金が高い
  • 基本的に対面による受け渡しになるため、購入者が不在の場合は受け取りが遅れる場合がある

 

主な配送方法と、それぞれのメリット・デメリットを把握できたところで、配送業者についてお話していきます。

配送業者の選び方とポイント

配送業者によって、様々な配送方法や料金形態が存在しています。
コストを出来るだけ抑えたいため、料金で選びがちですが安いからといって良いとも限りません。

購入者さんによっては、「○○の配送業者はやめてほしい」「○○の配送業者で届けて」というような方も中にはおられます。
すべての要望に応えることは難しいかもしれませんが、定番な配送業者、信頼性の高い配送業者などのシェア率をしっておくことは大切です。

以下は、配送業者の国内シェア率を表したものです。

配送業者の業界シェア率

国内シェア率 配送業者名 サービス名
42.3% ヤマト運輸 宅急便
29.3% 佐川急便 飛脚宅配便
22.1% 日本郵便 ゆうパック
3.3% 福山通運 フクツー宅配便
2.8% 西濃運輸 カンガルー便

引用:平成30年度宅配便取扱実績関係資料(国土交通省HP)

国内でのシェア率は、1位がヤマト運輸、2位が佐川急便、3位が日本郵便になっています。

 

また、以下はネットショップ開店サービスでも人気の「カラーミーショップ」がアンケート調査をおこなった時の結果です。

利用している配送会社を教えて下さい

引用:どの配送会社を使ってますか?ショップ店長さん100人に聞きました。

こちらの結果を見ると、1位が日本郵便、2位がヤマト運輸、3位が佐川急便となっています。

上記の内容から、ヤマト運輸はマストと言えそうですね。
私がネットショップを運営していたときも、ヤマト運輸はもちろんのこと、佐川急便、日本郵便ともに使用していました。

配送料を安くするコツは、商品サイズで配送方法を選ぶ

配送料金は、交渉することで安くなるケースもあります。
しかし、配送業者との取引数量が多かったり、実績などがある場合に限られるので、ネットショップを始めたばかりだと交渉は難しいといえます。

現に私がネットショップを開店したばかりの頃、割引交渉を行ったことがあります。
「上と掛け合ってみます」「検討してみます」などの返答は頂いたものの、実際の見積額をみると殆ど割引はされていませんでした。

あくまで私の場合ですので、地域や環境によっては上手くいくこともあるかもしれません。
ですが、ネットショップ開店当初だと交渉は現実的に中々難しいかと思いますので、まずは「商品サイズに適した配送方法を選び」コストを出来るだけ抑えるようにしましょう。

小さくて軽いものならメール便

商品が小さいサイズで軽いものであれば、メール便を使うことで配送料を安くすることが可能です。

主なメール便は以下の通りです。
※大きさや料金の最新情報は、公式サイトをご確認ください。

名称 配送業者名 配送料 追跡 参照先URL
ゆうメール 日本郵便 180円~360円 × 公式サイト
スマートレター 日本郵便 全国一律180円 公式サイト
クイックポスト 日本郵便 全国一律198円 公式サイト
レターパック 日本郵便 全国一律520円
または370円
公式サイト
クロネコDM便 ヤマト運輸 上限167円 公式サイト
ネコポス ヤマト運輸 上限385円 公式サイト

 

メール便不可の商品は宅配便を使用

メール便に収まらない大きさの商品であれば、基本的に宅配便を使用します。
宅配便の種類は、配送業者や個人、法人によっても異なります。
個人でも使用できる代表的な宅配便は、以下のようなものがあります。

 

配送料金についても、どこからどこに届けるかによって変わってくるものもあるので、リンク先から確認してみてください。

ちなみに、私がネットショップを運営していたときは、そこまで大きいサイズの商品は取り扱っていなかったので、メール便以外は主にゆうパックと宅急便コンパクトを使用していました。

宅急便コンパクトに関しては、ヤマト運輸で専用BOXを購入したこともあります。
薄型専用と高さ5cmの2種類が用意されていますが、どちらのBOXもしっかりしていて使いやすい印象がありました。

代金引換(着払い)の導入も忘れずに行おう

代金引換を導入する場合、事前に契約が必要な場合があります。

  • 日本郵便(契約が不要)
  • ヤマト運輸(事前に契約が必要)
  • 佐川急便(事前に契約が必要)

 

代金引換も未だ需要のある決済方法のひとつです。
決済方法は複数用意しておいたほうが良いため、必ず押さえておきましょう。

契約完了まで意外と時間を要しますので、早めの手続きが理想的です。
(例:ヤマト運輸の代金引換(宅急便コレクト)だと、最短7日、申込方法によっては3~4週間)

唯一、日本郵便さんだけ契約不要で使用できます。
いざという時にとても便利です。

開店当時、私は宅急便コレクト(ヤマト運輸)の契約の手続きを怠ってしまっていて、急遽、日本郵便さんの代金引換サービスに助けられたことがあります。

まとめ:複数の配送業者を上手に活用しよう

配送方法の種類は主に「メール便」と「宅配便」があり、それぞれのメリット・デメリットを冒頭でお話しました。

そして、配送料金を安くするコツとして、まずは商品サイズごとに適した配送方法を選ぶこと、次に取引数量が多くなったり、実績などが増えてきたら交渉して割引してもらう流れが一般的です。

ネットショップ運営者からすると、コスト抑えたいため、どうしても安い配送方法を取り入れがちですが、ユーザーによっては配送業者で購入を決めるケースもあるようです。

そのため、配送業者の信頼度というのも、配送方法を選ぶ際に重要な要素になってきます。
たしかに、配送業者ごとにイメージってありますよね。
主観ですが、日本郵便は丁寧、佐川急便はぞんざい、というようなイメージ少なからずあります。

もちろん人によると思いますが、以前、佐川さんが精密機器のパソコンを片手で担いで持ってきたときは驚きました。

いずれにせよ、配送業者によっても配送方法の特徴が異なってきますので、ひとつの配送業者にこだわらず、複数の配送業者を視野にいれ「販売する商品サイズに適した」配送方法を選び、ネットショップを運営していくようにしましょう。

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