無料のヤフーショッピングでネットショップを始めたい。
Yahoo!ショップに出店を考えているけど売れるのだろうか?評判やメリット・デメリットなどを知りたい。。
そんな疑問をお持ちの方向けに、ヤフーショッピングを開店するにあたって押さえておきたいことをお話しています。
初心者の方向けにお話しているので、ぜひご参考にして見てください。
ヤフーショッピングに出店するとは?
まず初めにヤフーショッピングに出店することについてのお話です。
ヤフーショップを開店するということは、すなわちヤフーショッピングに出店することに繋がります。
ヤフーショッピングは、沢山の店舗が集合しているとっても大きなモールです。
出店する場合は、そのモールの一角に店舗を構えるようなイメージです。
当然、競合店は沢山おられますが、何を見て競合と思うかは、店舗によって異なると思います。
ヤフーショッピングが無料な理由
これについては、ヤフーショッピング公式のサイトにて、以下のような記述があります。
新規出店する費用を下げて多くの方々にeコマースで儲けるチャンスを作り、 日本一のショッピングサービスになるためです。 Yahoo!ショッピングの出店に関する費用負担が減れば、新しい商品の仕入れ、送料を安くする、ポイント還元など
購入者のための施策が実施でき、出店様の売上が上がると考えています。出典:出店はずっと無料。圧倒的なヤフーの集客力。Yahoo!ショッピングに出店しよう!
すばらしいですね。出店者側のことを考えた取り組みということになりますでしょうか。
以前は、初期費用:21000円、月額利用料金:25000円、売上ロイヤリティ:1.7%~6.0%、の費用がかかっていました。
これらをすべて無料化したわけですから、とてつもなくすごいことだと思います。
無料化されたばかりの当初、EC業界ではものすごく話題になっていたのを覚えています。
一部の費用は発生します
ヤフーショッピングは、「無料」をおおきく掲げていますが、すべてが無料というわけでもありません。
主に、以下について費用が発生します。
- クレジットカード決済手数料:3.0%~
- アフィリエイト:1.3%~
- 購入者へのポイント付与原資:2.5%
アフィリエイトとは、アフィリエイト経由で売れた場合にかかる手数料です。
こちらについては基本的にすべての店舗で必須の項目になるので、自分の店舗のみアフィリエイトに参加しない、などはできないようです。
ヤフーショッピング・プロフェッショナル出店するには?
ヤフーショッピングにアクセスし、まずは申し込みをしましょう。
以前は、「ライト出店」と「プロフェッショナル出店」の2種類がありましたが、現在はプロフェッショナル出店のみになっています。
個人的には、ライト出店では簡易的なお店しか作れないので、プロフェッショナル出店がメインとなって良かったのではないかと感じています。
売上を出すには、お店作りも大切ですしね。
出店審査に必要なもの
ヤフーショッピングに出店するには、いくつかの情報を準備しておく必要があります。
主に以下のとおりです。
- Yahoo!JapanのID
- クレジットカード(本人名義)
- 代表者情報が確認できるもの
- 銀行口座の情報
個人事業主の場合は、開業届の控え等が必要なケースもあります。
出店の流れ
出店には審査が必要です。
以下は、主な出店の流れのイメージになります。
出典:出店はずっと無料。圧倒的なヤフーの集客力。Yahoo!ショッピングに出店しよう!
開店までスムーズにいけば、約2~3週間といったところでしょうか。
商材によっても多少時間が変わってくるようです。
開店準備に意外と時間がかかる?
申し込み後、出店審査が問題なく通れば、開店準備に入ります。
開店準備とは、お客さんに購入してもらえるようにお店を作る(準備)するということです。
実店舗なら、お店の外装や内装に手を入れたり、棚に商品を陳列したり、レジなどの準備をするわけですが、ヤフーショップでも同様のことが言えます。
商品を登録したり、決済方法を設定したりなど、これらのやり方や内容についてはヤフーショッピングの公式マニュアルでも案内されているので、その通りおこなえば問題ありません。
また、それでもわからない場合は、専門のスタッフに問い合わせすればサポートもしてくれます。
ヤフーショッピング出店のメリット・デメリット
ヤフーショッピングに出店をすることで、メリットやデメリットはあるのでしょうか。
まずはメリットから見ていきたいと思います。
メリットとは
主なメリットは以下の通りです。
- 出店料や売上ロイヤリティが無料
- 集客力
- Tポイントが使える
- 顧客のメールアドレスを所有できる
- 専門のスタッフがサポート
ヤフーショッピングの集客力について
Yahoo!Japanのトップページは、日本人の多くのユーザーが利用しています。
そこからYahoo!ショッピングへの集客が見込めます。
また、検索結果やその他ページからも集客される可能性が大いにあります。
これはショッピングモール特有のメリットでもあります。
通常、ネットショップを開店したばかりだとお店に訪れるお客さんは殆どいません。
そのため、広告などを出してお店に集客するわけですが、Yahoo!ショッピングの場合は、Yahoo!Japan自体が大きな媒体なので、入り口としての役割も補ってくれますし、モールも大きいので何もしなくともお客さんが買い物をしに来てくれる可能性があります。
ただし、Yahoo!ショッピング(モール)の集客力は大きいですが、競合店も多いため、モール内の検索結果ページに表示されやすい施策などは必要です。
Tポイントの利便性
ヤフーショッピングでは、商品を購入するとTポイントが獲得できます。
Tポイントは、利用できる店舗が多いので、利便性が高いと言えます。
楽天スーパーポイントと比較してしまうと、少し劣るかもしれませんが、それでもTポイントを活用している人が多いのも事実です。
顧客のメールアドレスを所有できる
一般的にショッピングモールに出店する場合、顧客のメールアドレスはあくまでそのモール内でしか使用することはできません。
ヤフーショッピングの場合、顧客のメールアドレスをそのまま得ることができるので、自社のメール配信システム等からもメールを送ることができます。
もちろん、ヤフーショッピングからも無料でメール送信がおこなえるので、リピート購入などを促すことも可能です。
デメリットとは?
主なデメリットは以下の通りです。
- 競合店も多い
- 管理画面が少し使いづらい
- 営業電話などが多くなる
デメリットというよりかは、どこのショッピングモールでも共通していえることかもしれません。
競合店が多い
ヤフーショッピングは、2017年12月末時点で出店店舗数は65万店舗、商品点数は2.8億点になります。
ちなみに、楽天市場では、2018年3月末時点で出店店舗数は4万5860店舗になり、現時点(2019年8月5日)では、出店店舗数が4万7867店舗、商品点数は約2.6億点になります。
お気づきでしょうか。
出店店舗数には、大きな開きはあるものの、商品点数に関しては出店店舗数に対してそこまで開きはありません。
むしろ少ないと言えます。
これはヤフーショッピングが無料で出店できるため、とりあえずの販路拡大として出店した店舗が多く存在していることが想像できます。
販路拡大であれば、出店審査が必要ない「BASE」も無料でネットショップが開店できるので、初心者の方にはおすすめです。
このように、出店店舗数が膨大な数なため、必然的に競合店が多いと想像できますし、ただ出店しただけでは売上を出すことは困難と言えそうです。
しかし、それと同じくらい力を入れていない店舗も多いため、売れるための施策を行いしっかりと運営することで、ライバル店より有利に立てる可能性もあります。
【メモ】PRオプションで商品を露出
ヤフーショッピングでは、商品露出のための施策として「PRオプション」というサービスを用意しています。
これは、ヤフーショッピング内での成果報酬型広告のことです。
例えば、露出したい商品にPRオプションの料率を設定することで、検索結果の順位を上げることができます。
管理画面が少し使いづらい
ヤフーショッピングでは、「ストアクリエイタープロ」と呼ばれる管理画面にアクセスし、お店の構築や設定をおこなっていきます。
この管理画面に慣れるまでが少々時間がかかると思います。
管理画面についての使い方マニュアルなどは、ヤフーショッピング公式で用意されていますが、内容によってはわかりづらく先に進みづらいというオーナー様もおられるようです。
営業電話などが多くなる
出店する上でのデメリットとは少し違う話にはなりますが、ヤフーショッピングに出店すると、営業電話や営業メールが多くなります。
場合によっては、いかにもヤフーショッピングの人っぽく電話をかけてきて、蓋をあけたら全く関係のない会社からだった、ということも少なくありません。
特にSEOなどで胡散臭い内容の場合は、気をつけて頂きたいと思います。
まとめ
初心者の方向けに、ヤフーショッピングの概要と出店等の流れ、メリット・デメリットのお話をさせていただきました。
ヤフーショッピングに出店しても売れない、という評判などもありますが、実際にはやり方次第で売上を出している店舗さんも沢山いらっしゃいます。
売上を出すには大きくわけて3つです。
「集客」「お店作り」「接客」
集客では、ショッピングモールだからといって過信しすぎず、自社でメディアやブログなど作成し集客口にしたり、SNSなどを上手に活用しヤフーショッピングに誘導することも大切です。